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『怪物くん』は、の漫画『怪物くん』を原作としたテレビアニメ化作品の第1作にあたるモノクロ版の『怪物くん』(かいぶつくん)及びその劇場版。第2作のカラー版アニメ及びその劇場版については、『怪物くん (カラーアニメ)』を参照。 == 概要 == 1968年4月21日 - 1969年3月23日にTBS系列ほかにて不二家一社提供の「不二家の時間」枠で放送。15分2話構成で全48回(全96話)。東京ムービーとスタジオ・ゼロが交互に製作。本編中の登場怪物の解説及びエンディングのナレーションを映画評論家の淀川長治が担当した。 シナリオを担当した山崎敬之の著書によると、山崎が書いた最終回のシナリオに対して、原作者のⒶ">藤子不二雄ⒶはOKをなかなか出さず、結局は最後のタイミングというべき日の早朝に、TBSのロビーを訪れてまで打ち合わせを行い、ようやくOKが出たというエピソードが残っている。山崎は「あとから思えば、これほど手ごわい原作者もいなかった」と語っている〔山崎敬之『テレビアニメ魂』講談社、2005年、55頁。〕。 本作で怪物くんを演じた白石冬美は、後のカラーリメイク版でも再び彼を演じたいと作者にまで懇願したが、放送局や製作会社、スポンサーが異なるなどの理由から、野沢雅子に変更されている。 1989年に『ギミア・ぶれいく』の中で5話Bパート『フランケンの映画カントクの巻』が20年以上の時を経て放送された〔この回が選ばれたのは、入手できたフィルムはこれ1本だけだったためである。〕。 長らく映像ソフト化に恵まれず、1999年にビーム・エンタテインメントから発売されたLD・VHS「東京ムービー アニメ主題歌大全集」第1巻にオープニングとエンディング映像が収録されたのみであった〔なお、現在ビーム社版の「~大全集」は廃盤だが、2015年3月13日に東映ビデオより発売された「トムス・エンタテインメントTV主題歌大全集VOL.1 1964-1977」(DVDのみ)にもオープニング・エンディング映像が収録されている。(トムス社は現在東京ムービーの法人格・各種資産を引き継いでいる)〕が、2010年10月、12月に本編全話収録のDVD-BOX上下巻がキングレコードから発売された。下巻にはブローアップ劇場版の2作も収録されている。 放映前にはスタジオ・ゼロによってカラーのパイロットフィルムが制作されたが、フィルムの現存は確認されていない。アニメ放送当時の雑誌やメンコ・レコード等のグッズには、このパイロットフィルムのコマ焼きが掲載されているものがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「怪物くん (モノクロアニメ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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